[本館]3月の絵本テーマ展示

★ 震災・防災の絵本 ★
東日本大震災から10年。「あの日」を忘れない。

「つなみてんでんこ はしれ、上へ」 指田 和/文 伊東秀男/絵 (ポプラ社)
 「つなみてんでんこ」昔から津波に襲われた東北地方に古くから伝わる言い伝えで、大きな地震が来たら津波に備えてとにかく逃げろ、という教えです。この教えの通り避難訓練を重ねた釜石の小中学生はほとんどの命が助かりました。津波が起きた時の緊迫した様子が描かれています。

「はしれ さんてつ きぼうをのせて」 国松 俊英/文 間瀬なおかた/絵 (WAVE出版)
 「さんてつ」とは岩手県の太平洋岸を走る、三陸鉄道・北リアス線のことで、地元のひとたちは親しみをこめて「さんてつ」と呼ばれています。東日本大震災で甚大な被害を受けながらも、地元の人たちの要望受け、少しずつ区間を伸ばしながら列車を走らせました。「さんてつ」が走る姿はまさしく復興の希望です。                    

★  春の絵本 ★

「はるといえば…」 新井洋行 /作 /絵 (アルファポリス)
 春を感じる言葉が連想されながら出てきます。春といえば、みなさんは何を想像しますか?

「はなをくんくん」 ルース・クラウス/文 マーク・サイモント/絵 (福音館書店)
 冬、森の中の動物たちが冬眠しています。ふと動物たちが目をさますと何かにおってきます。においのするほうへ動物たちが集まってきます。そこにあるのは何でしょう?