[本館]2月の絵本テーマ展示

★ ぽかぽかになる絵本 ★
「ゆたんぽどうぞ」 きたむらさとし/作 (偕成社
 わたしは、湯たんぽが大好きです。でも湯たんは冷たいわたしの足が嫌いで、とうとう逃げ出してしまいます。わたしの足は追いかけますが、湯たんぽはどこまでも逃げていきます。わたしの足は湯たんぽをつかまえることができるのでしょうか?

「おばあさんのしんぶん」 松本春野/文・絵 岩國哲人/原作 (講談社)
 終戦直後、父親を亡くしたてつおの家は暮らしが楽ではありません。てつおは新聞が読みたくて新聞配達をはじめました。みはらのおじいさんは、てつおに毎日新聞を読ませてくれましたが、おじいさんは亡くなってしまいます。その後もおばあさんは変わらず新聞を読ませてくれました。やがて、おばあさんも亡くなってしまいますが、その後てつおは、ある事実を知ります。実話を元にしたお話です。

★  ねこの絵本 ★
2月22日は猫の日です。今年は年(2022)までねこ!
 「しろねこしろちゃん」 森智子/文 MAYA MAXX/絵 (福音館書店)
 子猫のしろちゃんのおかあさんと兄弟はまっ黒です。自分だけ白いのが嫌でした。ある日お父さんが帰ってくることになりますが、自分だけ白いことがはずかしくて、しろちゃんは家を抜け出します。すると途中で立派な白い猫をみかけ、ついていきます。白い猫はどこへ行くのでしょう。

「のらねこのかみさま」 くすのきしげのり/作 狩野富貴子/絵 (星の環会)
 子猫を抱えたのら猫は毎日年老いた飼い犬が残したえさを食べにやってきます。のら猫は小さなころから、人や犬や他の猫に追われいつも命がけでえさを探していました。この世に信じるものは何もなく神様なんていないと思っていました。そんなのら猫に神様が現れます。どんな神さまなんでしょうか。